Ⅱ.視診とスクリーニングテスト

スクリーニングテストで必要なことは,まず禁忌を発見し,リスクを回避することです。

運動神経の麻痺,しびれや目眩などの症状があり,神経及び血管系のスクリーニングテストを行なった結果,中枢神経系や血管系の問題が見つかった場合は専門医の診察を促すことが必要です.

特に首のムチ打ちなどでリハビリテーションのオーダーが出たときは,症状の有無に限らず,必ず上位頚椎の評価をおこないます。物理療法で頚椎牽引のオーダーが出た時も必ずです。

第1〜第3頚椎は脳神経である延髄が存在しています。

もしも,上位頚椎の問題を評価せず,頸部を無理に動かすことで,延髄の障害を起こし,生死に関わる問題が起こってしまいます。

 

 

 

PTカズ
この人に理学療法を適応してもよいのか?を最初にチェックすることが大事だね!

 

 

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執筆者: 北海道の理学療法士_カズ

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