Medical 筋膜(コラム) 膝痛

オスグットはストレッチをしても治りません。

オスグットはストレッチをしてたら良くなります。

 

あなたは病院や治療院でこんな事を言われた事がありませんか?

 

しかし、オスグットはストレッチでは治らないって知っていますか?

 

実際にストレッチをしてみて、膝の痛みが消えた人はいますか?

なぜ、膝の痛みが治らないのでしょう?

 

それはそもそも、オスグットの痛みに対する考え方が間違っているからです。

簡単にいうと、筋肉が柔らかければ、オスグットにならない”かも”しれませんが、一度オスグットになってしまった人はストレッチをしても意味がない事が現代の医療でわかっています。

 

みなさんは、病院や治療院にオスグットの治療に行って,治りましたか?

おそらく、「成長期が来たら治る。」とか「地道に筋肉を柔くしましょう」と言われるだけで痛みが取れないのではないでしょうか?

 

記事の後半では,オスグットを治すアドバイスも書いているので、実際にやってみて実感してみてください!

 

ココがポイント

当院では、オスグットを抱えた少年少女たちが毎月何人も来られます。

子供によっては所属先のチームが契約している病院では治らなから,こっそりと治療をしてほしいと来る子供もいます。

多くの子供たちは、病院に2ヶ月も3ヶ月も通っても,全然症状の改善がなくストレッチだけして、電気だけ当てられている。と言った子供たちばかりです。

子供によっては「成長期が来るまで治らないものだから気長にみましょう。」と無責任な発言をする医者などもいるそうです。

私は,何百例のオスグットの子供たちをみてきました。

もっと早く、正しい対応ができれば...

っと何人の子供達に思った事かととても悲しい気持ちになったことも思い出します。

ですので、あなたもこの記事を読み、正しい知識が届くと嬉しいです。

 

 

 

その前に,僕は誰?

株式会社EzoReha 代表取締役 菅原和侑

運動器認定理学療法士,北海道医療大学大学院にて筋膜の研究にて修士号取得。イタリアから筋膜治療のスペシャリストとして認定を受ける。北海道サッカー協会U12北海道トレセン専属トレーナーとして11年間子供たちのサポートを行っている。年間1000人近い子供たちの診療を行っており,北海道トレセンのオスグット撲滅活動を行っている。帯同初年度トレセンの8割以上がオスグットを患っている悲惨な状態であったが,正しいオスグットの対処法や治療法を伝える活動を行い,トレセンからのオスグット撲滅を行った。今では,合宿に参加する小学生のオスグット割合は1,2人までに減らす事ができた。

また、オスグットの治療に定評があり,全国からオスグット治療の依頼を受けている。また、医療雑誌にも依頼を受けオスグットの治療法など執筆をしている。

 

執筆・出版

 臨床スポーツ医学(文光堂)
筋膜への徒手療法とアスリートへのアプローチ
ー理解のための基礎知識と臨床実践ー
「オスグッド・シュラッター氏病に対する筋膜マニピュレーション」単著

菅原和侑:(元 札幌第一病院)現 Bodywork Center Réveil 院長

↑臨床スポーツ医学でもオスグッド・シュラッター病に対する筋膜整体について書かせていただきました。

こちらにも,オスグッド・シュラッター病の治療の考え方などを書いています‼

 

オスグット病とは?

 

膝を伸ばす繰り返しにより、大腿四頭筋が膝蓋腱付着部を介して脛骨結節を牽引するために、脛骨結節の成長線に過剰な負荷がかかり成長軟骨部が剥離する事で生じます

引用元:日本整形外科学会「オスグット病」

 

日本整形外科学会によると、オスグットの治療法は

成長期の一過性の病気で、成長が終了すると、多くは治癒します。この時期はスポーツを控えることが大切です。
上記の症状を強くさせないためには、大腿四頭筋のストレッチングやアイスマッサージなどを行い、痛みが強いときのみ、内服や湿布をします。

 

PTカズ
とのことです。小学校5年生で発症すると、高校3年生までスポーツを控えましょうとのことです。

 

 

おいおい。子供の人生なんだと思ってる。

 

 

 

 

 

最近,また私のところにオスグッドの治療をして欲しいとご依頼が多いので,今日はなにかの参考になるのでは?と

オスグッドに対する筋膜整体について書きます

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オスグットがストレッチで治らない理由

多くの人は、オスグットは安静にして骨がくっつけば治る。大腿四頭筋が柔らかくなれば負担がなくなる。

っと言ったりしますが、オスグットの痛みはそんなことじゃ治りません。

 

なぜなら、オスグットの痛みの原因は骨膜の神経過敏性筋膜の硬さだからです。

 

実際に私は、オスグットの少年少女たちを何百例もみてきました。

その中で、体が柔らかい子供等もとうに成長期が終わっている高校生も何人もみてきました。

 

むしろ、オスグットにならないようにと頑張ってストレッチをしてたのになってしまった子供たちもたくさんいました。

 

 

実際に,微細な骨膜剥離なんて2週間もすれば癒合します。

つまり本当に2週間膝に負担をかけなければ痛みが減っていくはずです。

しかし、オスグットの子供は1年休んでも痛みが治らないケースもいます。

 

その反面,数ヶ月痛かった膝が,ほんの30分で痛みが大幅になくなるケースが私の経験上ほとんどです。

それらを含めて、オスグットは休んでもストレッチをしても治らない人がほとんどだと私は感じています。

 

なぜなら、散々休んでストレッチして電気かけて、湿布して病院で治療して治らなかった子供たちがたくさん私のところにやってくるからです。

 

オスグットを安静とストレッチ以外で治す方法

 

先ほど、オスグットの痛みはストレッチや安静ではなく、骨膜の過敏性を整えてあげる事と筋膜を整えた方が治りやすい事をお話ししました。

 

でも、筋膜とオスグットの関係ってイメージしにくいですよね?

 

ですので、次はオスグットの痛みに関連している事が多い筋膜について解説していきます。

 

筋膜とは?

 

筋膜は筋肉だけではなく、神経、血管、リンパ、骨膜や関節などとも密接に絡み合っており、それらが原因で関節痛や骨膜の痛みを引き起こします。

なので、今までは骨膜剥離や関節症、筋肉の弱さが原因だと思われていた膝の痛みも、筋膜が深く関係している事がわかっています。

さらに筋膜は全身につながっています。

なので、膝の筋膜も足首や骨盤、背中やお腹などにもつながっているため、膝が痛いからと言って膝の筋膜が硬いとは限らず、膝とつながっている足首や股関節の筋膜の硬さにより引っ張られ、膝に症状を引き起こす事が根本的な原因だったりします。

 

 

ここまで読むと、膝の痛みはストレッチや安静よりも筋膜に治療した方が治る可能性が高いとわかってきたと思いますので、

イメージがしやすいように実際の改善例のご紹介をさせていただきます。

 

オスグッド病と筋膜整体

 

最近特に多くのオスグッド・シュラッター病の少年少女を施術させていただいています。

今月,2度だけオスグッド病の筋膜調整を行ったA君

お話を聞いていくと、消化器系の問題との関係がとても強く疑われ

消化器系との関係で筋膜調整を行いました。

捻挫をしてから『左膝のオスグッド』が痛くなったA君

それから治らず・・・

インソールを処方されたそうですが、それも合わず・・・

痛みをこらえながら,そのままサッカーを続けていました.

 

そうしていると…

ズキッ!!!!

右足に激痛が走りました.

右足オスグッド病が発症』

 

「右足も左足も痛くて,なんとかならないか?」ということで筋膜調整を受けにいらっしゃいました。

 

以前,A君のお兄ちゃん(恥骨付着部炎)にも筋膜整体を行っていたので,お母様から次は弟のA君の筋膜整体の依頼を受けました.

A君ファミリーのかかりつけ理学療法士です。

 

実はA君,【北海道の某チームの下部組織所属】でチーム専属の契約病院もあるのですが,その病院はオスグッドが発症すると有無を言わさず,

 

「3ケ月サッカー禁止!!」

 

という,『絶対安静主義』の病院らしく最近はそのチームの下部組織の子どもたちがお忍びで私のところに来てくれてます.

SNSが発達するこの時代,親同士の噂話のスピード感に驚きです。

 

A君のオスグットの状態は?

 

そんなこんなで,A君が私のところに来ました.

 

オスグッドは触るだけで痛みが響く状態でした。

 

歩くだけでも激痛が走り,荷重も困難な状態でした.

 

まず、今までの怪我や手術など

 

「筋膜の動きを悪くする」原因となりえるエピソードを聞きました。

「筋膜の動きを悪くする」オスグッドの原因につながる『エピソードをしっかりと聞く

 

それが筋膜整体にて症状を解決に導く最重要ポイントとなります。

じっくりと時間をかけて聞きました。

 

まず、オスグッドの痛みのきっかけとなった,反対側のオスグッドは半年もの間痛みを有するような症状があり,

練習後には必ず痛みが出現し,オスグッドのバンドを付けながらサッカーをしていました

また,小学生の頃には踵の骨膜が剥がれてしまう『セーバー病』を両足に有していました

 

とても重要なエピソードですね。

「なるほど。」

今回の『右足のオスグッド』を有する前に『左足のオスグッド』

そして,『左足のオスグッド』を有する前に『左足の足関節捻挫』

そして,小学生の頃には『両足のセーバー病』

ということは,過去の怪我の中で一番古い障害は『両足のセーバー病』となります.

 

よし! それじゃあ『両足の筋膜の調整をすれば良くなる!!』

 

 

とは,私は思いません.

今までの質問の中で,私はA君の障害の根本は『整形外科』的な障害ではないことは明白でした.

ですので,私は次に「内科的な不調」を聞きました。

たいてい「内臓と関係あるんですか?」って不思議がられてしまいます。

答えは「Yes」です。

 

私はA君のお母様に「A君の内科的治療のヒストリー」をききました.

 

オスグットに対する施術はカウンセリングが重要

Ezoキツネ
お母さん。A君は赤ちゃんの時に何か内科的な治療などは受けましたか?

PT学生
「Aは内科的な治療をしたことはありません。」

Ezoキツネ
「あらら。。」

 

「内科的治療経験がない!?」「そんなバカな!!!?」

って,学童期の少年少女の筋膜調整の経験が少ない方はそう思うかもしれません.

 

私は,こんなやり取りは日常的なので驚きませんでした.

 

私は,質問を変えました. そして,質問の相手を変えました.

 

Ezoキツネ
ねーA君,今まで生活してきた中で,怪我をしてるわけではないのに,すっごいお腹が痛くなったり,便が出なかったり,下痢が出たりとかそういう経験って無いかい?」「それか,緊張したりとかしたら,お腹痛くなったりとかしない?」

という質問に,A君は驚いた感じで答えました.

 

PTカズ
「先生,実は昨日オスグッドの怪我をしたときからすっごくお腹が痛くて,下痢も出ました。」「実は結構サッカーをしている時とか走ったりする時に急にお腹が痛くなったりとか,サッカーを始めた頃から結構ありました.」

Ezoキツネ
「だよね。そうだと思ったよ。」

 

今回わかった重要なエピソードが

 

「小学生の頃から腹痛そして下痢をしている」

「膝が痛くなった時にお腹に激痛が走った」

 

ということ。

「腸」の問題が疑われますね。

つまり”消化器系”ですね。

 

「腸の不調が筋膜の動きを悪くする。」

 

「筋膜の動きを悪くする」エピソードを時系列でまとめるとこんな感じです。

 

下痢(腸)の問題が全身の「筋膜の動きの悪さ」を作り出しはじめて

両足の踵の筋膜を引っ張り続けてしまった。

ここで注目したいのが,「踵のセーバー病が両側に出現していた」こと

 

両側性の学童期の少年少女の慢性障害では「内科的な障害」を頭の片隅に入れる必要があります.

 

筋膜という組織は全身につながっているもの,組織はつながっているものだから,症状がジャンプをするものではない.

もし,左足の踵が痛くなったのが原因で筋膜が引っ張られ右足の踵の痛くなるようならば,左の膝も股関節も腰も右の股関節も膝も通り反対側の踵へ筋膜の張力が伝搬するはず.

しかし,そうではない.

末梢の両側の踵だけが最初に痛くなった.

ということは,両下肢末端との筋膜の繋がりを考えると,「体幹部の筋膜の問題」が強く起こった結果,両足の踵まで筋膜の張力が波及したと考えられる.

 

 

右足の痛みをかばって,左足に負担がかかった

よく,耳にする理論。

しかしこれは,筋膜調整の理論では当てはまらない.

あくまでも

右足の痛みをかばって,左足に負担がかかったのは荷重量の話しである.

 

 

 

筋膜調整では,『筋膜の繋がりを考える.』

話をもどします。

セーバー病は「外傷ではなく」オーバーユースのような「障害」である.

「ぶつけた」わけではなく「いつの間にか痛くなった」のである.

何かしらの姿勢不良や過負荷がかかってしまう事によって,障害が起こる.

ということは,「セーバー病」になってしまう前のエピソードが必ずあるはず

 

 

だからこそ,オスグッドの原因を作ったと考えられる「セーバー病よりも前」に消化器の問題が隠されていた.

それを参考に筋膜の状態をチェックする場所を決めて

実際に「筋膜の動きの悪さ」を調べてみると・・・

こんな感じでありました。

 

 

ニコちゃんマークの部位だけ調整しました。

膝には触っていません.

 

筋膜整体の結果A君は!?

 

初回の治療では時間がなかったので,体幹の4点

この治療で荷重が出来ず歩くことが困難だったものが,痛みなく歩けるように

そして,さらに初回から4日後の2回目の治療でオスグッドの圧痛はなくなりました

 

膝をついても,痛くありません

 

押しても痛くありません。

 

 

私は,2回目の治療でサッカーの復帰を許可しました.

初回の治療で歩行時の痛みを消失.

2回目でサッカーの練習に部分復帰

 

オスグッドの痛みは運動しながらは治りにくいと言われています。

Aくんも整形外科のDrから「成長期が終わり骨の成長が止まるまで,痛みとはずっと付き合っていくしかない」とも言われたそうです。

 

 

他院に行った同じチームの友達は3ケ月練習もサッカーも禁止と言われています。

 

 

しかし、私はそうは思いません。

筋膜整体を行って改善される少年、少女を実際に多く見てきたからです。

もちろん「筋膜整体をすれば全ての人の痛みがなくなる。」

そういった効果を保証しているわけではありません。

改善に至るまでの期間や回数もひとそれぞれです。

ただ「筋膜」は痛みの原因となる可能性がとてもある組織である。

なぜ筋膜整体が必要なのか?

その事実を多くの方に知って欲しいと思っています。

オスグッド病と診断され

安静を指示されているだけ

ストレッチをしてねと言われるだけ

それでも症状があまり変わっていない

もしくは満足出来る状態でない

そういった方で積極的な方法をお探しであれば、一度、筋膜整体を受けていただくことをおすすめ致します。

皆さんのお悩みが解決されることを祈っております!

 

 

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〒063-0812

北海道札幌市西区琴似2条3丁目1番地 CHESTOI BLDG 2F

 

株式会社EzoRehaでは、オスグットの問題に対し、積極的に向き合います。

長年、症状に悩んでいる方は一度相談ください。

気軽にどんなご相談でも受け付けます!

 

 

 

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北海道の理学療法士_カズ

株式会社EzoReha(エゾリハ)代表取締役。「病院に行かない文化をつくる」がモットー。理学療法士の国家資格を取得後,札幌市内総合病院に12年間勤務しながら,大学院進学やイタリアへの理学療法士の技術を学ぶために短期留学,そして、現在では筋膜治療のスペシャリストとして全国各地から指導の依頼を受けている。2020年から株式会社EzoRehaを設立し、北海道を中心に理学療法士の知識を医療過疎地、高齢者、スポーツ選手や一般の方々に対して発信しています.理学療法士による地域の活性化を図り新たな社会モデルを作ることを目的としています。さらに詳しいプロフィールはこちらから

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