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Fascial Manipulation®Association にSpecialistとしてMapに登録されました。

こんにちは,すべての障害をこの手で治したい。

北海道の筋膜調整セラピスト兼 北海道の筋膜研究家

北海道の理学療法士_カズ です


 

先月,数年前より講習会に参加し学んでいたFascial Manipulation®のSpecialist認定試験に合格しました。

Fascial Manipulation®とは?

以下,Fascial Manipulation®イタリア本部のWebsiteより引用

Fascial Manipulation® Level1およびLevel2は48時間,Level3は54時間の連続したコースから構成される。

それらを学ぶことによって,筋膜についての解剖学及び生理学的知識,さらにはFascial Manipulation®テクニックで使用する生体力学モデルの理解を深める事ができる。重要なのは触診の方法とポイントの見つけ方を学ぶ。この過程では筋骨格系および内臓機能障害の評価及び治療戦略の展開方法を重点的に学ぶ。

Level1
運動器系の様々な機能障害に焦点を当て,筋膜単位上に存在する協調中心CC(Center of Coodination)と呼ばれる点の高密度化がどのように関連するかについて学習する。協調中心の(CC)の高密度化は腱炎,頚椎症,腰痛,坐骨神経痛,手根管症候群,頭痛などの一部の症状と関連している。筋膜単位は筋膜配列を構成しており,それらが筋膜連鎖の離開につながる。Level1を終了するとLevel2の受講資格が得ることができる。

Level2
より複雑な動作に重要な役割を果たす筋膜支帯の解剖と機能について学習する。これらの複雑な動作の評価と治療を行なうためにCFと呼ばれる追加点の知識が必要になる。融合中心(CF(Center of Fusion)はFascial Manipulation®メソッドの3次元生体力学モデルが考慮されている。また,Level2では体幹筋膜による対角線と螺旋運動を伴う筋膜システムの構成についても紹介される。Level2を終了した1年以上経ち,Level1,2の内容がよく理解されたと判断された後Level3の受講資格が得られる。

Level3
内部機能障害および浅筋膜に焦点を当てた生体力学モデルを紹介する。このコースの目的は基本的な内部筋膜障害および,生理的な内臓機能を取り戻すための効果的なマニピュレーションの方法を習得すること。
ープログラム
・内部筋膜と浅筋膜の解剖学及び生理学
・内部筋膜と浅筋膜の病理学
・引張構造と内部筋膜の配列について
・システム(恒常性)の内部および外部構成要素について
・浅筋膜の徒手的な治療

他の詳細は

Fascial Manipulationイタリア本国のWebsite(日本語訳済み)

 

 

 

そして,Level3を受講し1年以上経過後

Certified Fascial Manipulation® Specialist認定試験

 

を受講することが出来,この資格はFascial Manipulationのプロフェッショナルとして認定する試験となっており,この試験に合格後はFascial ManipulationのSpecialistとして認証(特許:ロゴマークやFascial Manipulationの名前使用,広告の使用許可)が与えられれます。

テスト内容は,すべてのコースの内容,運動器,内部機能障害(内臓器官,循環器器官,腺分泌器官,皮膚−体温調節システム,脂肪−代謝システム,リンパ−免疫システム)の解剖学,生理学,病理学,バイオメカニクス,そして,評価と治療の実践を筆記テスト,実技テスト,口頭試問を行ないます。

 

そんなこんなで,合格したFascial Manipulation®Specialist

 

現在,世界で40名程しかいません。

日本でも毎年,たくさんのFascial Manipulation®の受講生がいますが,その日本でもまだFascial Manipulation Specialistとして認められたセラピストは 14名です。

日本のFascial Manipulation® Specialist一覧

 

そして今回,世界の治療家として
Fascial Manipulation本部のWebsiteにて登録されました。

 

世界のFascial Manipulation® Specialist一覧

 

どんな障害の患者を治す。

それだけを信じてPT人生10年紆余曲折してきました。

それが整形外科のクライアントだろうと、消化器系だろうと婦人科系だろうと

全ては解剖学と生理学。治せないものは無いと信じ続けてここまで来ました。

世界の筋膜治療のSpecialistとして認定を受けた今

ここからがスタート

この資格も活かすも殺すも自分次第。

 

日本トップ成績を収めて合格したという自信とプライドをもって

 

日本代表の筋膜調整のスペシャリストとして頑張っていきたいと思います。

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北海道の理学療法士_カズ

株式会社EzoReha(エゾリハ)代表取締役。「病院に行かない文化をつくる」がモットー。理学療法士の国家資格を取得後,札幌市内総合病院に12年間勤務しながら,大学院進学やイタリアへの理学療法士の技術を学ぶために短期留学,そして、現在では筋膜治療のスペシャリストとして全国各地から指導の依頼を受けている。2020年から株式会社EzoRehaを設立し、北海道を中心に理学療法士の知識を医療過疎地、高齢者、スポーツ選手や一般の方々に対して発信しています.理学療法士による地域の活性化を図り新たな社会モデルを作ることを目的としています。さらに詳しいプロフィールはこちらから

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