北海道の理学療法士菅原和侑 ブログ〜北海道ファースト〜

平取町のトマト農家から依頼を受け『出張筋膜調整』

北海道の理学療法士_カズ_です。

昨日は,平取町のトマト農家の方々からご依頼を受けて,出張筋膜調整に行ってきました.

 

 

なぜ,農家への出張筋膜調整を始めたか?

クライアントさんのひと押しがきっかけだった。

 私が定期的に筋膜調整を行っているクライアントさんのトマト農家をしている息子さんとその奥さんが長年の首の痛みや,そこからくる不調などを併発しているから,筋膜調整をして欲しいとお話がありました.始めは札幌まで来てくれるとの話でしたが,トマト農家のが抱えるお話を聞くと来て頂くわけにも行かない。

そして,クライアントさん発信で息子さんに連絡して頂き,『地元で数人,体の不調で悩んでいる人を探すから,来てもらうことは可能か?』とのご連絡がクライアント様伝いでご依頼がありました.

自分の親の実家も農家だったため,農村で抱える体の不調などの問題やハイシーズンになると身動きが取れなくなるという現状も理解していたので,ぜひ行かせてください!と返答をさせていただきました.


 

『平取町』とは?

平取町は札幌の東側に位置する人口5千人の農村地域です.札幌から高速道路に乗り1時間半をかけた場所にあります.

 

 

 

 

 

 

平取町の特産品は【町】ながらも,市町村のトマトの出荷量全国第4位

市を抜いたランキングでは出荷量日本一を誇るトマト生産地域です.

➣平取町ついて「平取町の観光広報ページ

 

 

 

そして今回,私のクライアントさんのご紹介もあり,平取町に車を走らせ,トマト農家の方々に筋膜調整を行ってきました.

まず実感したのは,意外と札幌と平取は近かったということ。

自家用車を乗っていけば,1時間半くらいでついてしまう距離です.

新千歳空港や苫小牧港からも近いので,道外から観光でいらっしゃったときもレンタカーなどを借りていけば,30分位で着く距離です.

北海道のご旅行の際に北海道の自然を満喫したい方は美味しい特産品の【トマト】や【平取牛】などを食しに行ってみてはいかがでしょう?

 

本当に苦しんでいるのに,体の不調を改善できない現実。

話は戻りますが,今回は札幌でのクライアントさんのトマト農家をしている息子さんのご依頼で,平取町に行ってきました.

農家の方々は,重労働だけではなく,同じ動作の繰り返しをしたり,時にはじっと同じ姿勢のまま植物の観察をされたりします.

そのため,「デスクワークの方のような障害」や「スポーツ選手のような障害」まで様々な問題を有しています.

腰の痛みや神経痛,膝の痛みや肩の痛み…そんな問題ばかり.

病院に行くにしても,農家はとても天候に左右されてしまうお仕事です.特にビニールハウスで育てる植物の水の管理,温度の管理などを気にしながら病院に行かなければなりません.にわか雨など降ってしまったら一大事なのです。

しかも,田舎の病院は体がいたいと病院に行っても,もらえるのは【ロキソニン】や【湿布】のような内服薬や外用薬だけ.根本の治療をしてもらえないため体の障害や痛みをだましだましして生活していかなければいけません.

 

 

▼平取町では,お一人の農家さんのご自宅をお借りして4名の方の筋膜調整をさせていただきました.

 

・首を動かすと手に痛みが走る方.
・長年と肩こりと首の痛みで頭重感が取れない方
・左肩から手にかけてのしびれ,腰痛右肩の痛み,背中の慢性的な重だるさを抱える方
・腰痛と膝の痛みを抱える方

 

皆さんの症状が無事になくなり,農村でのはじめての出張筋膜調整でしたが,私もホッとしました.また,地元で有名なお蕎麦などもごちそうして頂きました.とても優しいトマト農家の皆さんでとても楽しく出張筋膜調整をさせていただきました.

 

トマト農家の抱える問題

お話を聞いていく中で,農家という世界に興味を持ち,施術後にトマト農家の方々に現状について『インタビュー』をさせていただきました.

そこでは,北海道に住みながら自分の知らない農家の実態が聞けました。

 

休みたくても休めない毎日

 トマトの栽培は1月末から11月末まで栽培と収穫を繰り返します.また,平取町の農家さんたちは,トマト以外にもお米やほうれん草なども育てています.ほうれん草は11月から冬の間に抱えて忙しくなります.

 

 

 

トマトは非常に適切な温度管理水分管理をしなければならないとのことでした.水を上げ過ぎててしまったら固くなってしまったり,甘みが無くなってしまったりしてしまうらしいです.そのため,急に雨がふってきてしまったり,急に寒くなったりしてしまうと,急いでビニールハウスを閉じなければなりません.また,暑くなりすぎてしまうと,ビニールハウスの中が蒸し風呂状態となるため,ビニールを開けて風通しを良くしなければなりません.

そのため,病院に行くにも一苦労.その日の天気や気温を確認したりもしくは近所の方にお願いしたりして行かなければいけません.

だから,札幌に有名な病院や治療院があったからと言っても,移動だけで往復3時間も掛けて行くことなど到底できないとのことでした.

結局,近所の病院に言っても,もらえるのはロキソニンと湿布薬だけ.痛みだろうが痺れだろうがなんだろうが対応は同じだから,結局家に薬が溜まる一方とのことでした.

農家の抱える,現状を多く聞かせていただくことができました.

 

平取のトマト農家の健康管理をしていこうと決心!!

インタビューをしていく中で,農村で抱える問題は山積みだと感じました.

自分が今,平取町の方々に出来ることはただ一つ.

僕が定期的に平取町に来ることです.

今回の筋膜調整で4名の体の不調がすっかり取れ,とても驚いていました.

『首が原因だと思ってたのに,先生が足を触ってくれたら痛みがなくなりました!』

など,嬉しい反応もいただきました.

 

そして,平取町のトマト農家の方々から『他の農家の方たちにも紹介したい』とお言葉を頂き,今後定期的に出張することとなりました.

そして,なんと!!

私の施術場所も空き家をリフォームして作ってくれるとのことでした!

自分の知識が誰かの役に立つ.そして,北海道が明るくなる.

私の目指していた,社会システムです!!

 

今後も,皆様の食卓に美味しいトマトが届けられるように平取町のトマト農家の健康管理・障害予防していきたいと思います!!

 

↓帰りに皆様から,特産品のトマトをいただきました!
まだ収穫前で少し青いですが,少し眠らせておけば熟するとのことだったので楽しみに待っていたいと思います!

 

 

 

 

 

 

おまけ

さて,最後になりましたが,日本でも有数のトマトの産地『平取町』

その平取町のトマトは『ニシパの恋人』と言われるトマトが有名だと聞きました.

実はトマトが少し苦手な僕でも,美味しく頂くことができました!

ご興味の方はご賞味ください☆

▼平取トマト『ニシパの恋人』画像クリックでAmazonへ

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
アバター画像

北海道の理学療法士_カズ

株式会社EzoReha(エゾリハ)代表取締役。「病院に行かない文化をつくる」がモットー。理学療法士の国家資格を取得後,札幌市内総合病院に12年間勤務しながら,大学院進学やイタリアへの理学療法士の技術を学ぶために短期留学,そして、現在では筋膜治療のスペシャリストとして全国各地から指導の依頼を受けている。2020年から株式会社EzoRehaを設立し、北海道を中心に理学療法士の知識を医療過疎地、高齢者、スポーツ選手や一般の方々に対して発信しています.理学療法士による地域の活性化を図り新たな社会モデルを作ることを目的としています。さらに詳しいプロフィールはこちらから

-北海道の理学療法士菅原和侑 ブログ〜北海道ファースト〜
-,

Translate »