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理学療法士の名刺交換

筋膜研究家 兼 北海道の筋膜調整セラピスト

北海道の理学療法士_カズ です。

PTカズ
本日は,トレーナーや予防介護事業など多くのビジネンスチャンスが広がってきた理学療法士に多くのチャンスを掴むための「餌巻き」=「名刺交換」について書きたいと思います。

 


 

ちゃんとやってる?名刺交換!

 サラリーマンの営業職と違って,理学療法士はあまり名刺交換に意味をもたせていない方もいらっしゃるかと思います.

とりあえず,はじめましてなので “形式的な名刺交換“ をしている人が多くいるかと思います。

ましてや,名刺は使わないから持ち歩かない。や,そもそも名刺なんて持ってない。という理学療法士も多くいるかと思います。

私が思うに‥それは非常にもったいない!

自分のやりたいこと,自分の考えていなかったけど面白い仕事,意外な依頼など,目の前に流れているチャンスに気がついていない。

私は,名刺交換の中で多くの依頼やチャンスを掴んできた経験があるので,若い理学療法士に向けて,名刺の使い方についてコラムを書いてみました。

 

外との繋がりを作るための道具

新人理学療法士の皆さんは入社して8ケ月が過ぎ,だいぶ病院や施設の仕事にもなれてきたところでしょうか?

仕事に慣れてくると,少しずつ余裕も出てきて,自分のスキルを向上させるべく,講習会や勉強会に参加したくなってくるでしょう。

理学療法士での講習会では,他の病院のセラピストや先輩セラピスト,大御所の先生たちとも話しする機会が出来,

また,自分の興味あるスポーツの仕事がしたい!!など,新しい仕事を見つける場でもあります。

そんな時のやり取りになってくるのは,LINEの交換Facebookそして『名刺交換』といったところでしょうか?

時代も進み,今では名刺交換代わりにFacebookの友達申請なども行われていますが,「Facebookはお友達までにしてるんで…」という方も多くいらっしゃいます。

そんな時は!

昔ながらの名刺交換

皆さんは自分の名刺を持って行動してますか?

 

あの時の名刺はどこに‥

皆さんは講習会や学会で交換した名刺をどの様に扱っていますか?

また,半年前にもらった名刺の顔と名前が一致しますか?

私も,新人の時は多くの人に自分を覚えてもらいたくて,色んな方々に「名刺交換よろしいでしょうか?

と,こちらから声をかけることがありました。

その時使っていた名刺は,病院で作ってもらった名刺

表面には,自分の「名前」と「職場名」,そして「職場の住所」と「電話番号」

裏面には,表面の英語表記の内容

と,超スタンダードなどこにでもある病院の名刺でした.

そんな名刺を辺り構わず,懇親会で同席した人,学会で質問した人,講習会で横に座った人…

辺り構わず撒き散らすかのように名刺を配っていました.

しかし、年月を重ね,講習会の講師などをやるようになると,多くの人から「名刺交換よろしいでしょうか?」と言われるようになってきました。

「名刺交換をする側」から「される側」に変わった時,自分の大きな間違いに気づきました。

先程も述べたとおり,講習会や勉強会,そして学会などには多くのビジネスチャンスが転がっています。

そのチャンスを気づかずうちに逃していました。

 

名刺交換をされる側になって気がついたこと

「名刺交換をされる側」になった時はじめて気づいたこと。

溜まった名刺を見て...

この名刺どんな人からもらったんだっけ?

顔..特徴..いつもらった??何している人?

全く,誰のかわからない名刺が山のように溜まっている事に気づきました。

紙に名前と住所と電話番号

そんなとこでしょうか。

人とは冷たい生き物です。

自分が覚えていても相手が覚えていない。よくありますね。

人と出逢えば出会う程,顔も名前も覚えられなくなってしまいます。

 

意味のない名刺から,意味のある名刺に

新人の間は、会社に作ってもらった名刺を使用していたのですが,やはり内容は

「病院名」「名前」「住所」「病院の電話番号」

そんなとこでしょうか。

正直,そんな物もらってもしょうがない。

どんな人からもらったか覚えていないのだから。

っということで,5年位前から私は “名刺を自作” することにしています。

私の持っている名刺は,全部で3種類。

その3種類は用途によって使い分けています。

 

①会社の名刺

「ケアマネ」や「病院にやって来る業者」「訪問看護」そして「患者様」用

これは主に,病院内で交換する名刺。必要最低限の情報のみ書かれたものです。

病院で作ってもらったものを病院内だけで使っています。

 

②理学療法士用の名刺

「理学療法士に渡す名刺」

これは,知らない理学療法士の方に自分の事を知ってもらうために使う名刺

 

③理学療法士以外のビジネスパートナーになり得る人への名刺

「その名の通り,企業やトレーナー,著名人やビジネスパートナーなどにわたす名刺」

 

 

この3種類を使用しています。

「え〜そんなに!?」「めんどくさい!!」

と思われるあなた。

釣りをしてて針に餌を付けてないのと同じですよ。

 

 

それぞれの名刺をどんなふうに使っているか教えてください(汗)
PT学生

 

PTカズ
はい!まず,①の名刺は,仕事上とりあえず渡さなければならない相手です

・「退院に向けた会議」や「住宅改修をする時」など,患者様の担当の名前が解るように「名札代わり」に必要な名刺となります。おそらくほとんどの方がこの名刺を「普段使い」していることでしょう。

→病院名と氏名そして病院の連絡先があれば解決する相手にわたすのが基本かと思います。

 

PTカズ
②の名刺は,講習会や学会,懇親会など対理学療法士に対して使用する名刺です。

・理学療法士に対しての名刺は,理学療法士をビジネスパートナーとして考え使用する名刺です。自分は「理学療法士としてどの様なスキルを持っているのか?」「理学療法士としてどの様な仕事に携わって居るのか?」「顔と名前が一致するように」などを意識した物となっています。

・①の名刺として異なることは,「自分のWebsiteのアドレス」や「Facebook」や「Twitter」をやっていることを知らせる ”アイコン“, そして,自分の持っているスキルや興味のある分野など,名刺に組み込んでいます。

 

PTカズ
③の名刺は,他の職種や一般の方,飲み屋で知り合った人や講演会の依頼をしてくれた一般の方々に対して使用する名刺です。

他業種や一般の方々に対しての名刺は,他業種や一般の方々をビジネスパートナーとして使用する名刺です。一般の方々は「理学療法士の存在」自体がそもそもわかりません。そのため,「理学療法士の〇〇(氏名)」としてではなく、「〇〇(氏名)」の名刺であり〇〇の資格のうちの1つに理学療法士を持っているという具合に使用しています。書籍や雑誌,TV出演の経歴などがあれば効果は絶大!!

ココがポイント

「理学療法士として何が出来るか?」ではなく「私は何が出来るか?」「普段私はどんな活動をしているか?」「どんな社会貢献をしているのか?」が解るようにそして,「顔と名前が一致するように」などを意識した物となっています。

雛形としてはこんな感じでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は,このように名刺を使い分けて使うことで,理学療法士から「勉強会の依頼」や「SNSでのつながり」を得たり,他職種の方からは「講演会の依頼」や「コンディショニングの依頼」や「ビジネスの相談」なども受けることがありました.

いつどこにチャンスが転がっているかわかりません.

 

 


 

日本で16万人以上いる理学療法士の中からどうやって自分を見つけ出してもらうか?

 

近い未来,“名刺の非常識“も“常識に変わる“ときが来ると思います。

 

昔,PTの先輩と名刺交換をした時こう言われました。

 

”あなたの名刺は普通じゃない。普通は裏面に英語表記を「しなければならないのだよ。」“

 

“本当にそうか?“ “あなたは私の英語表記の名刺をもらって意味があるのか?”

”名刺の常識ってなんだ?”

 

 

 

とりあえずの名刺交換」から「意味のある名刺交換」へ

理学療法士として新たなビジネスを開拓するために

人とは異なる一歩先ゆく行動に!

 

このコラムのまとめ

・理学療法士の名刺は形式にこだわる必要はない。(より自由に,興味のある内容に!)

・渡す相手によって名刺を使い分ける(業者,理学療法士,他分野,そして外国人)

・顔写真や似顔絵など名刺に貼ると効果的

・自分のスキルを名刺に書いてみよう!
しかし,

ココに注意

誰もが簡単に取れるような資格を書きすぎるとダサい結果に…

 

 

私の使っている”名刺作成キット“

 

ラベル屋さん9

・A-oneの名刺用紙

PTカズ
図形や模様,アイコンなども豊富にあるので,名刺作りが初心者でも簡単に作れるのでおすすめ!
名刺用紙自体も数百円なのでコストも掛からず名刺作りの練習にも良いかも!
Ezoキツネ

 

 

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北海道の理学療法士_カズ

株式会社EzoReha(エゾリハ)代表取締役。「病院に行かない文化をつくる」がモットー。理学療法士の国家資格を取得後,札幌市内総合病院に12年間勤務しながら,大学院進学やイタリアへの理学療法士の技術を学ぶために短期留学,そして、現在では筋膜治療のスペシャリストとして全国各地から指導の依頼を受けている。2020年から株式会社EzoRehaを設立し、北海道を中心に理学療法士の知識を医療過疎地、高齢者、スポーツ選手や一般の方々に対して発信しています.理学療法士による地域の活性化を図り新たな社会モデルを作ることを目的としています。さらに詳しいプロフィールはこちらから

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